コラム

第23回 KUSANAGIのエディション詳解(穂苅智哉氏)

1.はじめに

こんにちは!

プライム・ストラテジーでマーケッターをしている、穂苅智哉と申します。

まだまだ気温が夏みたいで汗かきながら仕事に向かっています。

前回は、Webサイトの画像最適化を深堀りして取り上げました。実際に画像のリサイズや次世代フォーマット(WebP)への変換を行い、どれだけの画像容量の変化が起こるのか、そして人が見た際にどれだけの違いが出てしまうのかを解説しました。

そんな前回のコラム、気になる方はこちらからご覧ください!

穂苅智哉の「真剣!KUSANAGI語り場」

今回はKUSANAGIの最新状況を詳解いたします。

現在KUSANAGIは、ご利用用途ごとに3つのエディションに分かれておりそれぞれできることも異なっています。

エディションのまとめを表にして記載します。

2.KUSANAGI(無料版)

まずは、従来提供しているKUSANAGIの無償版です。

20以上のプラットフォームにて提供している超高速な仮想マシンで、以下の標準機能を備えています。

KUSANAGIの標準機能

まずは気軽に使ってみたい方向けのKUSANAGIになります。

3.KUSANAGI Business Edition

Business Editionはビジネスサイト向けの有料版KUSANAGIです。無料版との違いは保証がついているところとシボレス認証という認証系の機能が追加されているところです。シボレス認証は、大学などで主に使われているシングルサインオンの仕組みです。特にこのKUSANAGIでは、おそらく前例が無いnginxでのシボレス認証対応が実現できるためnginxという高速でこれからますます拡大していくWebサーバーを利用できるというのが大きな点です。

学校系のお客様からはよくこの部分をご評価いただきます。

ビジネスサイト(企業が関わっているサイト全般)については様々な責任が伴っていたり関係者が多数いたり利害関係があったりと複雑です。そこで、Business Editionを利用することでより超高速な環境が安心して利用することが可能になります。

3.KUSANAGI Premium Edition

Premium Editionは有償版の最上位KUSANAGIです。大きな特徴は、表示最適化機能『WEXAL® Page Speed Technology』が搭載されている点です。

この『WEXAL® Page Speed Technology』はWebサイトの表示最適化を徹底的に考え抜き、画像や広告の表示最適化も実現するという技術です。サイト閲覧ユーザーにとっては高速に見たいコンテンツを閲覧できるという大きなメリットがあり、コンテンツ提供者にとっては届けたいコンテンツを高速で表示させることが可能で、更に記事内の画像や広告についても表示を望ましいタイミングで調整する事が可能です。

KUSANAGIがサーバーの処理高速化とするとWEXAL® Page Speed Technologyは通信やレンダリングの最適化を担当する技術と言えます。

結果として、GoogleのPageSpeed Insightsのスコアを向上させることも可能になるためGoogleとしても望ましく、コンテンツ提供者側はこういった速度などを考えなくてもコンテンツの質に注力することでよりWebサイトを成長させていくことができると思っています。

重要なビジネスサイト、収益にシビアなメディアサイトでは大きな武器となります。

3.終わりに

エディションの違いを再掲します。

今回はKUSANAGIの3つのエディションの違いを解説するというテーマで説明をしてきました。

KUSANAGI、そしてWEXAL® Page Speed Technologyは日々アップデートされてきているため来月はまた別のトピックで紹介できるようになるかもしれません。

WEXAL® Page Speed TechnologyをサポートしていくWEXAL® モバイル表示高速化サービスの提供もしておりますので、ご興味があればお気軽に聞いていただければと思います。

このコラムを掲載いただいているデジタル・ヒュージ・テクノロジー様はWordPressサイトのKUSANAGI化やサイト保守はもちろん、OracleDBからPostgreSQLのマイグレーションサービスやパフォーマンス保障マネージドサービスの提供も可能です。興味がある方はぜひご相談ください!

※PostgreSQLパフォーマンス保証マネージドサービスについては以下をご覧ください。

PostgreSQLパフォーマンス保証マネージドサービス

※KUSANAGIについては以下をご覧ください。

KUSANAGI紹介ページ

それでは、また次回をお楽しみに!!

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