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労働寿命が延びたことで、生涯年収が一番大きいのが中小企業の役員になるかも(吉政忠志顧問)

こんにちは。デジタル・ヒュージ・テクノロジー顧問の吉政でございます。
学生の頃は一番稼げる仕事は大企業で出世することだと思っていました。
社会人に入ると、一番稼げるのは、外資系で成功することだと思っていました。

今でも従業員1万人以上の大手企業の取締役は年収で1億円超えてもおかしくないですし、有名な外資系の取締役も年収で1億円超えというのは割とあります。確かに、その金額は大きく、若い時から頑張って、ある時から役職も年収もぐんぐん上がっていくのですが、でも、今、労働寿命がかなり延びています。70歳や80歳まで働くのが普通の時代なのです。

従業員1万人以上の大手企業の取締役や大手外資系の取締役は確かに高年収ではありますが、長い労働年齢の中でそのポジションは何年居られるのでしょうか。長くて5,6年でしょうか。しかも、従業員1万人以上の大手企業の取締役や大手外資系の取締役は誰もがなれるわけではありませんよね。

一方で中小企業はいかがでしょうか?中小企業は零細企業と実は結構いい感じの企業に二分されます。しかも中小企業の役員は社長の右腕として生涯ともにする人も多いです。労働寿命が延びている今、実は長く高い給与で働ける中小企業のほうが生涯年収としては高くなる可能性が高いです。ぶっちゃけですが、年収1億円の大手企業取締役や外資系の取締役の人数より、年収1億円を超えている中小企業の取締役のほうが圧倒的に多いと思います。さらに年収5千万円の中小企業の取締役を入れたらさらに多くなります。

ずいぶんと景気がいいことを言いましたが、中小企業の取締役になれば、高い給与になるというわけでもないです。取締役になればある程度自分で給与を決められるということなのです。取締役であれば、自分の才覚で業績も拡大できるので、成功すればそれなりの給与になるのです。中小企業であれば、それが長く続きやすいということなのです。

中小企業のほうが若手のころから仕事の範囲も広く、経験も積みやすいです。手に職が就くということなのです。労働寿命が延びているので、中小企業で腰を据えて実力を伸ばし、役員として自分の才覚で切り開くというのも選択肢として面白い時代になったと思います。

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