OSSビジネス千里眼

Linuxが国内サーバOSシェアで79%を獲得

最近のサーバOSシェアがとんとニュースにならなくなりましたよね。
メディアなどのニュースを見てもサーバOSのシェアの話が全く出なくなりました。
でも、Linuxを使われなくなったという話は聞かないですよね。
元Linuxメーカーのマーケティングを担当する身としてはちょっと調べてみたくなったので、最新のシェアを調べてみました。

2016年 Linux Windows Unix サーバ シェア」で検索をするといろいろでてきましたよ!

・Windows導入率 9%減少、Linux14%上昇し、Linux導入率79%に
・Linuxシェアが96.6%に到達 Windowsは1.7%に
・Linuxシェア74%、Windowsシェア18%に

上記の数字には幅がありますが、Linuxのシェアが大きく伸びたのは事実だと思うのです。私がLinuxメーカーでマーケティングを担当していた20年前はシェアで30%を超えた!と喜んでいました。でもどうしても勝てないWindowsの壁ww

20年前はコミュニティーでインストール大会という、インストールをして、そのネタで酒を飲む会合が全国的に開催されていた時代から20年が経ち、Linuxのインストールはクラウド上でポチポチと設定するだけで使える時代になりました。

LinuxはOSSなので無料で使えます。
Windowsはライセンス商品なので、企業で使おうと思えば、稟議が必要です。

Linuxは簡単にインストールでき、無料なので、稟議を上げることもなく、すぐに使えるのです。これは開発者にとって便利なのです。
また、クラウド化が進むと、市場ではITをサービス利用するようになり、サービスプロバイダーはライセンス料金がコスト的に邪魔になります。そこで、Linuxの採用がますます進みます。

そして、気が付けば、Linuxのシェアが8割を超えるようなデータが出てくる状況です。

ビジネス的にはフリーミアム戦略が効果を発揮する時代になっていくので、その後押しもあり、益々普及していきます。

そして、Linux技術者はインストールできるだけでは、技術者としては足りず、その動きとカスタマイズのノウハウを知っておく必要がある時代になりました。

これは本来のOSS業界が目指すべきエンジニア増であり、本質とメカニズムを知った技術者が評価される時代になっていくような気がします。

さて、このコラムを掲載いただいているデジタル・ヒュージ・テクノロジーは教育と開発を両方やっている会社です。Linuxを極めたい方にお勧めの会社です。

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