ヤマハ・ルーター認定試験(仮)模擬問題
こんにちは。吉政でございます。一般社団法人日本ネットワーク技術者協会の代表理事もしています。日本ネットワーク技術者協会は「ヤマハ・ルーター認定試験(仮)」を運営する予定の団体で、デジタル・ヒュージ・テクノロジーの鵜川社長など有志の方々と運営しています。この「ヤマハ・ルーター認定試験(仮)」のベータ試験を12月8日に実施するのですが、申し込み開始2日で定員を超え、満席になりました。やはり国内SOHOルーターシェア1位の製品ということもあり、大変人気です。
今後、受験される方も多いと思いますので、今回先日のヤマハイベントで開設した「ヤマハ・ルーター認定試験(仮)」の例題を紹介したいと思います。
例題1:インターネットVPNで使われる次のプロトコルのうち、トンネリングと暗号化の両方の機能を持つものをすべて選択せよ。
1)IPsec
2)L2TP
3)L2F
4)PPTP
例題2:IPsecによる拠点間VPNの設定で、ここまで設定してきた値を適用して、tunnelインターフェースを有効化するコマンドとして正しいものを1つ選択せよ。
1)tunnel select
2)ipsec tunnel 101
3)tunnel enable 1 1
4)l2tp service on
いかがででしょうか?
それでは回答を以下でご紹介します。
<例題1回答>
[1] IPsec … データの暗号化や接続相手の認証、トンネリングなどを行う仕組みを提供します。
[2] L2TP … L2トンネリングプロトコルで、暗号化は実装されていません。IPsecと併用して暗号化させます。
[3] L2F … Ciscoの開発したL2トンネリングプロトコルで、暗号化は実装されていません。
[4] PPTP … Microsoftの開発したトンネリングプロトコルです。現代では十分ではありませんが暗号化も実装されています。
よって、正解は1と4です。
<例題2回答>
[1] tunnel select 1 … 設定対象となるtunnelインターフェースを選択する
[2] ipsec tunnel 101 … 選択したtunnelインターフェースで使用するポリシーIDを決める
[3] tunnel enable 1 … 設定したtunnelインターフェースを有効化する
[4] l2tp service on … L2TP/IPsecを有効にする
よって、正解は3です。
皆さん、正解されましたでしょうか?
試験に興味がある方は以下をご覧ください。
また、このコラムを掲載いただいているデジタル・ヒュージ・テクノロジーはヤマハルーターを活用したネットワーク構築も請け負っています。
興味がある方は以下よりお問い合わせください。
https://kusanagi.dht-jpn.co.jp/solutions/yamaha/